
こんにちは。YOSHI@です!Follow @yoshiswim05
この記事は「青年海外協力隊に興味のある方」や「協力隊の専門用語について知りたい方」への記事となっています。
今回は”青年海外協力隊の話”という事で、「青年海外協力隊で使う専門用語」についてお話します。
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青年海外協力隊として活動を行っていると、日常の生活で聞きなれない協力隊ならではな専門用語のようなものが存在します。今回はいくつかある言葉の中から「知っていたらよさそうな15の用語」をご紹介します。
協力隊関係者で使われる専門用語⑮選
「青年海外協力隊の間で使われている言葉(専門用語)」15つを以下にご紹介します。
①:JOCV(JV)
JOCV:
Japan Overseas Cooperation Volunteersの頭文字をとって使われている言葉なのですが、日本語に直すと青年海外協力隊(協力隊)を意味しています。
このJOCVという頭文字はJICA関係者に自己紹介をする時など…
②:SV(Senior Volunteer)
SV:
Senior Volunteersの頭文字をとったもので、シニア海外ボランティアの事を指す用語です。
青年海外協力隊のボランティアには...
- 20~39歳まではJOCV(青年海外協力隊)
- 40~69歳はSV(シニア海外ボランティア)
以上の2つの分類わけがされています。(2016年当時)
※現在(2020年現在)では、「一般案件」「シニア案件」といった分類わけがされているようで、応募資格等も大きく変更があったようです。詳しくは⇒JICAホームページをご確認ください。

以上の2つ以外にも「日経社会青年ボランティア」などと呼ばれるボランティアも存在はしていますが、僕直接的なは関わりを持ったことが無いため今回はご紹介しません。
③:職種
職種:
自分が実際に海外に行って行う「活動の種類」の事を示しています。
僕の場合:職種は水泳でした。
JICAのボランティア事業は色々豊富な職種があり、教育系の物から地域のコミュニティーを活性化させる目的のもの、スポーツ・農業・工業・医療など様々な分野・種類があります。
是非興味のある方は一度JICAのHPをチェックして頂ければと思います。
④:要請
要請:
海外で実際に行う「活動の内容」の事を指しています。
JICAのボランティアへ応募をする際・実際合格して派遣される際にも要請書と呼ばれる「その国・活動場所で求められている事や目標」などや「活動先の環境やボランティアを派遣することになった経緯」などが記載されている書類をもとに協力隊への応募、活動の計画・実行を行っていきます。
【僕の場合の要請内容】:
⑤:隊次
隊次:
ボランティアが実際に「海外へ派遣される時期」の事。通常JICAのボランティア事業では、年に4回ボランティアの派遣がされています(2016年時点)
※2020年現在では制度の変更があり、年に3つの隊次に分けられているそうです。
隊次 | 派遣時期 |
1次隊 | 4~6月ごろ |
2次隊 | 9~11月ごろ |
3次隊 | 1月~3月ごろ |
上記の表をご参考下さい。

上記の表の時期に沿って〇隊次と分けられています。その為自己紹介など行う際には「隊次・職種・名前」は頻繁に使用していました。
⑥:任期
任期:
「自分の活動の期間」を表しています。
原則、青年海外協力隊の任期は2年間なのですが、短期ボランティアと呼ばれる「3・6か月又は1年など」隊員さんも活動を行っています。
また現職参加と呼ばれる仕事を休職してボランティアに参加する制度などもあり、必ずしも2年間だは無い方も結構いるため任期についての話は協力隊関係者内ではよく話されるトピックの一つです。
⑦:訓練所
訓練所:
青年海外協力隊の選考試験に合格後、実際に海外に派遣される前に行われる研修の事。
訓練所は2か所あり...
- 福島県(二本松)
- 長野県(駒ケ根)
上記どちらかの訓練所で、「派遣される国で使う言語の習得」「ボランティアとしての知識などの習得」を行うために約2か月半程度の期間で研修が行われています。
⑧:任地
任地:
自分が派遣される「海外の国のそのまた自分が活動を行う場所(土地)」の事。
もう少しわかりやすく説明すると...「日本という国の任地は大阪で活動しています」というような感じです。協力隊同士の会話の中でも「任地トーク」は頻繁に行われる話題の一つです。
例えば:「俺の任地は〇〇だ」など

ここまでは、実際に海外に派遣される前にも使ったり、知っておくといいかなと思う言葉をご紹介しましたが、次からは実際に協力隊生活が始まってから知っておくといい言葉を紹介していきます。
⑨:CP(カウンターパート)
CP(カウンターパート):
活動を共に行う「現地人のパートナー的存在」
協力隊員はCPと協力しながら課題や問題解決への取り込みを行っていきます。また協力隊員の派遣期間が終了後にも継続した活動が行えるように、CPに知識・技術の指導や提供を行いその後の引継ぎをしてもらう役割もあります。
CPは基本的には「若い年齢の方」「機関の中間の位置にいる方」などが引き受けてくれることがほとんどなのですが、場合によっては職場のトップがCPであったり、CPがいない・複数いる隊員も存在します。
⑩:VC(ボランティア調整員)
VC(ボランティア調整員):
日本人(JICAのスタッフ)でボランティアと密接に関わる存在。
ボランティアの業務がスムーズに行えるように調整をしてくれたりする役割の方で、「ボランティアと配属先(活動の場)とを繋げて」や「ボランティアの力だけではどうしようも無い時のサポート役」「活動・海外での生活の悩み相談」などにものってくれる心強い存在です。

僕も協力隊の活動中には何度もVCさんに助けて頂きました。
⑪:報告書
報告書:
協力隊としての任期中に「定期的にJICAへ提出する書類」
2年間で計5回の提出があります(3カ月・半年・1年・1年半・帰国前)
報告書の内容は時期によって異なりますが「活動の状況」「今後の活動の計画」についての書類を作成し提出を行います。
また報告書をの提出後は、データ・紙面として保存され、「別の協力隊員が報告書を作成する際の参考種類として」や「JICA事業に興味がある方」の閲覧が可能なため、しっかりと作成する必要のある書類であり、協力隊員の活動の1つとなっています。
⑫:任国外(任国外旅行)
任国外(任国外旅行):
この任国外旅行の目的として「自分の住んでいる国以外の国の文化」や「自分の国との違い」を感じる事や「日頃の生活・活動でのストレスを解消する時間」にもなっています。
あくまで自主的に利用することが出来る制度であるため、「利用しなくても問題は無く」「利用する場合の費用については全額自己負担となります」
⑬:任短(任期短縮)
任短(任期短縮):
決められた任期(2年間など)を色々な理由(体調など)で、途中で辞めて帰国してしまう際に使う言葉です。
⑭:〇〇隊員
○○隊員:
その人の特技とかよくやる事(趣味)などの話をする際によく出てくる言葉
補足:別に覚えることなどを行う必要のない言葉で、協力隊員同士でふざけ合ったりする際などに頻繁に使われる言葉ですが、覚えておけばジュークなど言いたいときに使えるかもしれません。
実際の職種とは関係のない事柄に使われることが多く、料理が上手だから「料理隊員」や、オシャレさんだから「オシャレ隊員」といった具合でよく利用されています。また良く遅刻するから「遅刻隊員」や、良く寝るから「睡眠隊員」などという感じでも使われています。(協力隊員あるある:なんでも〇〇隊員と使いがち)

⑮:OV(元隊員)
OV(元隊員):
良くスポーツの世界とかで使う、OB・OGのボランティアバージョンです。Old Volunteerの頭文字をとったとされています。「2年間の任期を終え日本に帰国した元ボランティアの事」を指します。
そのため、「2年間の途上国生活が終わって日本に帰国してからが本当のスタートだよ!」と帰国後JICAのスタッフさんからお話があったりする程、帰国後の日本への還元が凄く重要視されています。

沢山のOVの方が、自身の協力隊での経験を地域や日本の為に活かされています。僕自身もせっかく2年間の良い時間を送らせて頂いたので、少しでも誰かの役に立てばと思っています。
協力隊ならではな専門用語。覚えておけば少しは便利?
今回は「青年海外協力隊の間で使われている言葉(専門用語)」についてお話をさせていただきました。

いかがだったでしょうか?
今回ご紹介した⑮個用語をを全て覚えているからと言って「活動に有効になるという事はありません」が、隊員同士などでコミュニケーションを取る際によく使われている用語であるため、知っていると少し隊員同士でのコミュニケーションがスムーズにはなるかもしれません。しかし、必須で覚える必要は全くありません。

これから協力隊を目指そうと考えている方は「こんな言葉があるんだ―」程度の感覚で今回の記事を読んで頂ければと思います。
せっかく青年海外協力隊として活動を行うのであれば、協力隊関係者が使う用語(専門用語)を上手く活用して、話に花を咲かせたりコミュニケーションをスムーズにしてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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それでは
YOSHI@