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1月7日に行われる「ガンナ」は超個性的だった件

エチオピアのクリスマスが1月7日の理由
エチオピア独自の暦の関係で1月7日がクリスマスになる エチオピアのクリスマスにあたる「ガンナ」と呼ばれるイベントですが、通常の12月25日ではなくて、1月7日にあたる日に行われます。 その理由として、エチオピアでは私たちが日常的に利用している暦ではなく、エチオピア独自で利用されているエチオピアカレンダーの存在があります。 このエチオピアカレンダーの始まりが、通常の暦の9月11日からとなっていること・1月の日数がすべて30日で揃えられていることから、通常のクリスマスの日とズレが生じています。 \ エチオピアカレンダーについて気になる方はコチラ /ひたすらインジェラを食べまくる日
「ガンナ」で行うことは、ひたすらインジェラを食べること エチオピアはキリスト教がメインの国ですが、オーソドックスと呼ばれる種類のキリスト教となっており、通常私たちがイメージするキリスト教とは内容が違うようです。 そのため、エチオピアのクリスマスにはクリスマスツリーやローストチキンなどのTHEクリスマスといえるものの存在はほぼありません。 「ガンナ」の日に行われることは基本的に家族・友達などと時間を一緒に過ごしつつ、主食であるインジェラをこれでもかというほど食べる日となっています。(宗教の信仰が強い方は、教会などでお祈りをしたりなどの神的行事も行われています。)- エチオピアの主食インジェラ -
ガンナの時期には街に動物の声が鳴り響く
エチオピアではイベント時期になると、街の市場などで動物(鶏・ヤギなど)を求める方の姿が急増します。(価格のほうも通常よりお高めになります。) 1頭買いをされる方がほとんどなので、ガンナなどの時期になると、生きた動物たちを各家庭へ連れて帰る人々の姿をよく見かけます。 ガンナ当日の朝は動物の解体ショーが行われる ガンナ当日の朝は、この日の豪華インジェラを作るため購入された動物たちが解体されていきます。それは各家庭で行われているため、街中には動物たちのなんとも切ない鳴き声(悲鳴)が響き渡ります。ガンナ終了後は、街中にその残骸が残される
動物の亡骸が放置されている ガンナ終了時に街中を歩くと、午前中に解体された動物たちの骨や皮などが道路に捨てられています。数時間前までは、元気に生きてたんだろうな。と思われる動物の亡骸が放置されている光景は、絶対に日本では見られないなと感じます。(日本だと事件になりそう…。)- 動物の骨が放置されている様子 -
エチオピア・クリスマス「ガンナ」体験記

動物さん達との出会い、そして別れ
筆者がエチオピア滞在中に生活していた家でのこと。(筆者は、エチオピア人家庭の敷地内にある小さな家に住んでいました。) 翌日が「ガンナ」である日の夜、家に帰宅すると敷地内には1頭の羊さんと2羽のニワトリさんの姿が…
- 家で初対面の羊さん -
- 実際の様子 -
補足
- 羊が肉へと変わっていく瞬間 -

- ニワトリさんも同じく鶏肉へと姿を変えました -
人生で一番おいしいインジェラをいただいた瞬間 
早朝から動物たちが捌かれてお肉になる瞬間を見学後、筆者宅に住むエチオピア人のお母さんたちが捌かれた動物さん達をせっせっと料理をすること約2時間…。インジェラになった動物さん達とご対面。
普段一緒にご飯等を食べることはほとんどなかったのですが、この時はエチオピア人のご家庭にご邪魔して、出来立てのインジェラを一緒にいただきました。
- 羊の肉を使った料理(ゴーマン・バ・スガ) -
- ニワトリが使われた料理(ドロ・ワット) -

エチオピアのクリスマス「ガンナ」を体験して

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それでは YOSHI@