青年海外協力隊の話

【青年海外協力隊】青年海外協力隊の活動を通して出会った一人のカンボジア水泳選手と交わした約束

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YOSHI@
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んにちは。YOSHI@です!
この記事は「青年海外協力隊に興味がある方」「協力隊の活動に興味がある方」にピッタリの記事となっています。

 

今回は、「一人の少年との約束」というタイトルをつけさせていただいたのですが、最近、凄く嬉しくそして凄く奇跡なようなことが起きましたので、それを紹介しようと思います。

 

YOSHI@
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今回お話する内容としては、僕が青年海外協力隊としてカンボジアで水泳指導をしていた1人の選手と交わした約束が大きなテーマになっています。ぜひ最後までご覧で頂ければと思います。

 

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1:青年海外協力隊の活動を通して出会った一人のカンボジア水泳選手と交わした約束

ず始めに今回のタイトルにもなっている、「一人の少年とは?」についてお話していきたいと思います。それは、僕がカンボジアで水泳指導していた少年(DON君)の事です。

 

<右の彼がDON君>

 

YOSHI@
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彼と初めて出会ったのは、去年の1月...(ちょうど1年前ほど)

 

僕自身、エチオピアからカンボジアに移動することになり言語の問題を始め、沢山の不安がある中のカンボジアでの生活が始まりました。おそらく彼(DON君)を始め僕が指導した選手達全員が、外国人に水泳を教わる(ましてや言語が通じない)ことに不安を感じていた事と思います。

また僕がなぜエチオピアからカンボジアに移動をすることになったのか?については別記事『【青年海外協力隊】アフリカ大陸からアジアへ移動?重大な決断…青年海外協力隊水泳隊員が”任国変更を決意”する話』にて詳しくお話をさせて頂いています。
 

<出会った初日に撮った集合写真:距離感(笑)>

 

お互いに歩み寄りながら、
少しづつ時間をかけ関係性を構築していきました。

 

<帰国前>

 

しかし、元々のカンボジア人の性格?僕の活動先の生徒・大人たちの性格?なのかはわかりませんが、直ぐに「手を抜いたり」「さぼったり」、遅刻や連絡なしで練習を休むことに罪悪感など感じることなく平気でする状態でした。

 

何度も彼らに「自分の考え」「このままではダメだ、一緒に頑張ろう」と話をしてきましたが、なかなか彼らの心の底には届かず・・・その場限り改善出来て、継続は出来ませんでした。そんな僕の活動先・選手達が沢山いるなか、一人驚くほど頑張る選手がいました…

 

それがDON君です。

 

彼は出会った時点で、

僕の活動先の選手達の中で誰よりも真面目で、頑張っている選手でした。

 

そして誰よりも「水泳をしたい」
という気持ちが伝わるような選手でした。

 

正直言って彼は、”不器用で水泳の才能に恵まれている選手ではない”と僕は思っています。彼よりも才能を持っている選手はいました。けれど僕は彼のひたむきな姿勢と単純に「水泳をしたい」という気持ちを感じる行動が凄く好きで、そしてそれも大きな武器であり今後のカンボジア・僕の活動先の発展にとって大事な要素だと思い...

 

僕がカンボジアに居る間に何とかして
彼に何かしらのチャンスを与えたいと感じていました。

 

そして、彼に...

「君が僕について来てくれるならば、僕は必ず君にチャンス作る」
と伝えました。

 

すると彼は即答で

「ロックルー(先生:僕のこと)と頑張る」
と言ってくれました。

 

それが僕と彼が交わした最初の約束でした。

 

YOSHI@
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今思えば、この最初の約束がどんどん彼の人生を変えるきっかけになったのかな。なんて感じています。

2:最初の約束、そしてチャンスがやってくる

「君が僕について来てくれるならば、僕は必ず君にチャンス作る」

 

と彼と約束をしてから数か月後、直ぐにチャンスがやってきました。東南アジアの大会、ASEAN SCHOOL GAMESという国際大会があり、15歳以上の選手男女それぞれ4名の選手をカンボジアから派遣出来る事が決まりました。

 

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僕の中で、僕がカンボジアで水泳を指導している間に彼に大きなチャンスを与えるならココしかないと思い、その大会に彼を推薦することを決めました。

 

しかし、僕はあくまでもJICAのボランティアという立場であり、どの選手を大会へ派遣するかどうかなどの権限は持っていません。なので、カンボジア水泳連盟に彼(DON君)を派遣させたいという事を伝えました。ですが...水泳連盟の反応としてはあまりいいものでは無く、そもそも彼(DON君)の存在も殆ど認識されていない状況でした。

 

またその当時の彼(DON君)は競技レベルとしても決して高いものではなく、水泳連盟的にはもっと他に適任はいると考えていました。

 

「でも諦めたくない!!」

 

彼との約束は絶対に守りたいし、彼に機会をあげたいという思いだけで、何度も水泳連盟に交渉をし、沢山の人の協力(外堀から埋めていく)を得て、水泳連盟の許可を半ば強引に得る事が出来ました。

ただ、「この半ば強引に得たチャンスを活かせなければ、彼(DON君)にその先チャンスがやってくることはもっと難しくなる。」とも僕は感じていました。なので、この得たチャンス(国際大会)を何としてでも物にしようと心に決めました。

 

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「絶対に水泳連盟にアイツ(DON君)を選出してよかった」と思わせる事が、次の僕のミッションとなりました。

3:小さな種が芽を出し始めた

事、彼(DON君)を国際大会に派遣することを認めて貰ってから、試合当日までは、これまで以上に集中して彼を指導することにしました(もちろんほかの選手も同じように指導しています)

 

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言語面での障害などがある中で、今僕が持っている知識・技術を全て駆使して指導を行いました。

 

ただ、僕の中で水泳を指導する上で忘れたくない事が水泳を楽しんでもらう」という事なので、彼(DON君)にも同じように水泳を楽しんでもらいながら、彼が最初から持っている「水泳をやりたい」という気持ちだけは奪わないように注意しながら指導を行いました。

 

約2カ月間、彼(DON君)と挑戦し続けました。
(本当について来てくれた彼に感謝です。)

 

そして、本番(国際大会)もちろん優勝やメダル争いに絡むことは出来ませんでしたが、初めての交際大会で、凄く緊張も不安もあっただろう中で、誰もが驚くほどのタイムで泳ぐことが出来ました。そして、そのタイムは水泳連盟も納得させられる結果でした。

 

認知すらされていなかった彼(DON君)が
認められる存在へと変わり始めました。

4:チャンスは再びやってくる

際大会で、見事結果を出した彼(DON君)彼へのチャンスは
どんどん増えていきます。

 

その国際大会から2か月程経ったある日、日本の大使館が主催する交換留学プログラムの様な企画が行われることになり、カンボジアの水泳連盟から20人の選手を日本に派遣することに、その20名の選手の中に彼(DON君)の名前はしっかり入っていました。

 

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20名という大人数を選出出来るとはいえ、数か月前まで存在に認識もほとんどされていなかった彼の名前がちゃんと入っていることに、彼が水泳連盟に認められ始めたんだな。と僕は感じました。

 

彼自身、この数カ月でどんどん変わっていく自分の状況(それまでは、海外に行ったことないのは勿論、カンボジアの料理以外の物を食べたこともありませんでした)に、モチベーションが高まっている様な様子でした。

 

そして1週間の日本への交換留学プログラムへと旅立っていきました。

 

残念ながら、僕はそのプログラムへは同行は出来ませんでしたが、一緒に同行したコーチから「頑張っていたよ」と感想を聞くことが出来ほっとしました。そして日本から帰ってきた彼(DON君)は数か月前より、自信をつけ強くなったような気がしました。

<交換留学プログラム>

5:サヨナラの前に交わした約束

本への交換留学プログラムが終わり、僕の任期も終了の時期が来てしまいました。正直、彼(DON君)の成長はここからが面白くなってくるところで、僕は日本に帰国することになりました。

 

「もう少し、一緒に水泳したかったな」

 

と名残惜しさも凄くありましたが…

”限られた時間の中で僕が出来る事はやった”と感じています。

 

彼(DON君)だけではなく、僕が指導していた選手全員に何度も言ったセリフがあります。それが・・・

「一生懸命努力をすればいつになるかは分からないけど、
必ずチャンスがやってくるからそのチャンスをつかもう」
(クメール(カンボジア)語なので、このニュアンスで伝わったかは謎ですが、僕はこういうニュアンスで伝えたつもり。

 

と選手達に伝え続けました。それを彼(DON君)は一番理解してくれたのかな?と僕は勝手に思っています。日本に帰国する日、彼(DON君)との会話で…

 

「努力を続ければもっともっと強くなるし、
世界が変わるから頑張れ」

と伝えた僕に対し、彼は(DON君)

 

「必ず、努力して強くなって
ロックルー(先生:僕の事)に会いに行くからね」

と日本に行く事を最後に約束し、僕は日本へと帰国しました。

6:それから半年後...

後に彼(DON君)と約束を交わしてから、約半年が過ぎ...

 

彼(DON君)は現在日本にいます。

 

彼は僕に約束通り僕が日本に帰国後も努力を継続した結果、日本で行われることになった合宿に参加できることになりました。約4カ月という長い時間を彼は(DON君)は日本で過ごします。

 

ほんの1年前まで、カンボジア水泳連盟に殆ど認知されていなかった彼が、1年後カンボジアの水泳選手から3名しか選出出来ない合宿のメンバーとして、またカンボジアを代表して日本にやってきました。

 

YOSHI@
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その事実は、僕にとって凄く嬉しい事であり凄く不思議な感じがします。

 

ただ、「ロックルー(先生:僕の事)に会いに日本に行くね」
約束し、それを有言実行出来た彼を本当に誇りに思います。

7:半年ぶりの再開、芽からつぼみへと

 

本にやってきたカンボジアの水泳チームに先日会いに行ってきました。

<カンボジア水泳チームとの再会>

 

YOSHI@
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カンボジアから帰国する際、いつか再開できると思っていましたが、こんなにも早くしかも日本で再開できるとは夢にも思っていませんでした。

 

久しぶりのカンボジア水泳チーム、そして彼(DON君)は
半年前よりまた逞しさが増したような気がしました。

 

しかし、日本に来れたことがゴールでは無く、これから日本でのトレーニングで、どんどん強く・逞しくなって欲しいなと思います。


<日本でどんどん強くなれ>

 

世界を視点で見ると、まだまだな彼ら(カンボジア水泳チーム)ですが、
大きな可能性・伸びしろがあることは確かです。

 

種が芽へと、芽がつぼみへそして花へと段階的に成長していくように、彼らも、いつか大きく綺麗な花を咲かして欲しいなと心から感じています。

 

YOSHI@
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まだまだ、彼(DON君)そして、カンボジア水泳チームの旅は続きます。これからも僕は彼らの事を応援するし、彼らが花を咲かせる瞬間を見届けたいなと思います。

8:僕と彼(DON君)の約束が叶う為には...

れまで、僕と彼(DON君)とが交わした約束のお話をさせて頂きましたが、この約束が現実のものになる為には、沢山の方のサポートが無くては果たされませんでした。

 

別記事で今後お話出来れば(本人の了承を得てから)と考えておりますが、カンボジアの水泳連盟でカンボジアの水泳の未来のために頑張る一人の日本人の存在が、本当に大きな力となっています。

またカンボジアで頑張る一人の日本人女性については別記事『【青年海外協力隊】協力隊からカンボジア水泳連盟に就職!?カンボジアの夢を実現するため…頑張る日本人を紹介します。』にて詳しくお話をさせて頂いています。
 
 
彼女がいなければ、僕と彼(DON君)の約束はこんなにも早く実現することは無かっただろうし、彼女のいるおかげで日本合宿の企画、日本での彼ら(カンボジア水泳チーム)の受け入れ先を見つける事が出来たと感じます。

 

本当にありがとうございます。

 

そして、彼女以外にも沢山の日本人の方が彼ら(カンボジア水泳チーム)へ力を貸してくれ、支えてくれています。同じようにカンボジア水泳連盟も、カンボジアの水泳が良くなる様に考え、動いてくれるからこそ今回の出来事が実現できたと感じています。

 

ありがとうございます

 

これからが彼(DON君)にとって本当のスタートです。

こんな短期間で世界が変わった彼(DON君)ですが、それが当たり前ではなく、沢山の方からのサポートがあってのことだという事を忘れないで欲しいな。と感じると共に、

 

「水泳をしたい」

 

と僕と出会ったときに彼(DON君)から感じた気持ちを持ち続けて欲しいと思います。

 

「可能性は無限大」という言葉がある様に

 

彼(DON君)を始め全ての人に可能性は必ずあるので、もっともっと強く・逞しくなった彼と再会できる日が凄く楽しみです。

 

そして、僕自身彼ら(カンボジア水泳チーム)に再会できたことが、
自分自身のモチベーションアップにつながりました。

 

頑張れカンボジア水泳チーム
頑張れDON。

 

今回は、「僕と一人の少年との約束」という事で、僕がカンボジアで水泳指導を行っていた選手との約束と、それが実現し始めたお話をさせて頂きました。本当に再会できたことが嬉しかったので、長めな記事となってしまいました。ごめんなさい。しかしこの記事を読んで面白いななどと感じて頂けたら幸いです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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それでは
YOSHI@

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