青年海外協力隊の活動に興味がある方はいませんか?
発展途上国と呼ばれる国で2年間ボランティア活動を行い、その国の発展の支援を目的とする青年海外協力隊(JICAボランティア)。日本政府が行っている活動(ODA)ということで、一度は耳にしたことがあるという方も多いボランティアの一つかと思います。
そんな青年海外協力隊としてエチオピアとカンボジアで水泳隊員として活動していた筆者。「協力隊の水泳隊員の活動ってどんな感じ?」と疑問を持たれる方も多いかもしれません。
そんな青年海外協力隊としてカンボジアで活動中に行われた「短期ボランティア企画の水泳イベント」に参加した際のお話をします!
\任国変更についてはコチラの記事をご覧ください/
青年海外協力隊(水泳隊員)に興味がある方にとって活動の参考になりますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
✔ 本記事の信頼性
本記事を書いている僕はブログ暦5年。青年海外協力隊への参加をきっかけにブログを始め、現在では約300記事ほど作成しました。僕の経験が誰かのお役に立つことを目標にこのブログを運営しています。
Contents
短期ボランティアについて
青年海外協力隊の「短期ボランティア」について詳しく解説していきます。
任期が1か月から1年程度のボランティア
活動期間が通常の協力隊よりも短い
青年海外協力隊の任期は通常2年間ですが、実は活動期間が1か月~1年程度の短期で参加できるボランティアの枠も存在しており、その活動期間の短いボランティアを「短期ボランティア」と呼んでいます。
\ボランティアの募集方法などについてはJICAの公式ホームページをご覧ください/
そんな活動期間の短い短期ボランティアですが、筆者の活動中に水泳ボランティアの方が2名カンボジアに来てくれました。任期は1か月と短い期間ではありましたが、一緒に活動を行わせてもらいました。
今回カンボジアに来てくれた短期ボランティア
現役大学生が2名赴任
今回カンボジアに赴任された短期ボランティアさんは、某大学に通う現役大学生(4年生)で、大学卒業前の休みを利用して1か月間ボランティアに参加してくれました。活動は首都プノンペンにある水泳連盟に配属されました。
短期ボランティアの活動内容としては、「カンボジアの水泳選手やコーチへの水泳指導・新たなアイディアを考えカンボジア水泳連盟発展のサポート」を1か月で行う内容でした。
短期ボランティアの登場で、一時水泳隊員が4名
短期ボランティア(2名)に合わせ既存の水泳隊員2名で計4名
短期ボランティアさんがカンボジアに赴任してくれたことで、既存の水泳隊員に合わせ一時カンボジアには4名の水泳隊員が在籍していました。一国に4名も水泳隊員がいることなんてすごく珍しい状況でした。
4名の水泳隊員
同じ職種(水泳)ということもあり、互いの活動に関することだけではなく、水泳の関する知識などの話で盛り上がることができて、楽しい時間を過ごすことができました。そして「この機会を活用しよう」ということで、4人でアイディアを出し合いながらイベント企画が行われました。
短期ボランティア企画の水泳イベントについて
短期ボランティアが企画した水泳イベントの様子などについて詳しくお話します!
首都プノンペンで水泳イベントを開催
首都プノンペンの水泳選手達が対象のイベント
短期ボランティアさんの活動拠点がカンボジアの首都プノンペンということもあり、イベントの対象はプノンペンの水泳選手達。
イベントの内容としては、日本の運動会をイメージして選手たちを3チームに分け(赤・青・黄)泳いだ順位やタイムに応じて点数を定め、最終的に獲得点数の多いチームの勝ちという内容のイベントでした。
赤チーム
青チーム
黄色チーム
水泳イベントの様子
日本では定番な運動会システム。カンボジアでは大盛り上がり
競技の結果で点数を決め総合得点でチームの勝敗を決める日本では定番の運動会方式ではありますが、カンボジアではすごく新鮮で選手たちはウキウキ感の中、大盛り上がりでイベントを行うことができました。
イベント開始前にみんなで円陣
円陣という文化はカンボジアにはないので、口頭やジャスチャーを駆使しながら日本人みんなで円陣の説明を行い挑戦。結果的には3回ほど練習をして無事円陣を行うことができました。
イベントに参加した選手は、カンボジアの代表選手から小学生など競技レベルも年齢もバラバラ。しかし全員が一生懸命頑張る姿とすごく楽しそうにイベントに参加している姿が印象的でした。
イベント中の様子
チーム戦ということもあり、各チームで自分のチームメイトの応援をする姿や必死に泳いでタイムを狙ったりと、想像以上に白熱したイベントとなりました。このイベントでよりチームの団結力や一人一人のチームに対する思いなどが強くなったのでは?と感じました。
イベントのMBPには賞品も用意
イベントで大幅なベスト記録更新や印象に残った選手にはMBP賞
どの選手も自分のチームのために一生懸命頑張る姿が印象的ではありましたが、その中でも大幅な自己記録の更新ができた選手や、イベントへの取り組み・チームへの貢献度の高い選手にはMBP賞を用意し、選手たちの頑張りを称えました。
女子MBP賞
男子MBP賞
ちびっこMBP賞
カンボジアでは当時(2018年)まだまだ水泳用品を手に入れるのが困難な状況があり、MBP賞は協力隊員が日本から持参した水泳用品(水着やゴーグルなど)を賞品として選手たちに贈りました。おさがりの用品ではありますが、日本とはまた違う角度からイベントを企画できたのかな?と筆者は感じています。
水泳イベントを通して得たものとは?
青年海外協力隊の短期ボランティアが企画し開催することができた「水泳イベント」についてお話しました。
正直、選手たちの反応などはどうか?など不安も多少持ちながらチャレンジしたイベントでしたが、「大成功」と言える結果でイベントを終えることができ、企画した協力隊側もすごく嬉しいイベントとなりました。
カンボジアの選手達、そして筆者たちボランティア側も初のチャレンジの中、楽しくイベントを開催できることが出来たのも、短期ボランティアが懸命に企画をしてくれたおかげだと感じています。
今回の水泳イベントに参加し、短期隊員の方と一緒に活動をさせて貰うことで新たに勉強になったことが多くあったり、「こんな水泳の楽しみがあったのか?」とカンボジアの選手達と関わりながら感じ、筆者自身の水泳に関する考え方や視野が広がったように感じます。
\筆者が開催した水泳イベントに関する記事はコチラからご覧ください/
今回の水泳イベントを開催するまでには、企画をしてくれた短期ボランティアはもちろんのこと、開催を快く受け入れてくれたカンボジアの水泳連盟やJICA事務所や水泳選手やコーチたちの存在や協力があったからこそ。たくさんの協力にすごく感謝の気持ちを感じました。
またイベントを通して、改めてカンボジア人の温かさやカンボジアの水泳選手たちの良さなどを感じ、いろいろなことに再確認できたかなと思っています。決して大規模なイベントではありませんでしたが、このイベントが今後のカンボジア水泳界の発展に繋がってくれたらいいなと感じています。
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YOSHI@