東アフリカに位置する国、エチオピア。
そんなエチオピアへ青年海外協力隊として約1年間滞在していた経験をご紹介♪
今回は「エチオピア人と1週間生活を行った体験談」についてお話します!
本記事の内容
- 【衝撃!】エチオピア人と一週間生活をやってみた。
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大学(びわこ成蹊スポーツ大学)卒業後 ▷ 教員として勤務 ▷ 青年海外協力隊、アイルランドへワーキングホリデーなど計3年半の海外生活を経験した後、地元沖縄にて水泳のインストラクターとして働きながらブログを運営しています。
青年海外協力隊(JICAボランティア)として東アフリカに位置する国、エチオピアで生活中の事…
地方での活動が行われることとなり、同僚のエチオピア人たちと共に1週間の出張を行うことに。しかし、その地方出張が衝撃的な出来事の連続でした。
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Contents
1:エチオピア人と1週間生活やってみた!
1週間生活の経緯
青年海外協力隊(JICAボランティア)の活動の1つとして、地方都市へ出張(水泳指導者講習会)での出来事。
講習会が開催されている期間(1週間)は朝から夕方までプラグラムが組まれ、1日のスケジュールはもちろん、ホテルの場所もすべてエチオピア人講習会参加者と同じ。そのため、エチオピア人1週間生活が必要となりました。
▲出張(水泳指導者講習会)の様子は以下の記事をご覧ください▽
当時、エチオピアにはすでに半年ほど滞在しており、現地の生活にも慣れ・エチオピア人の特徴などもある程度理解した状態で、エチオピア人と1週間生活を共にするということに対し覚悟をもって出張に参加していたハズでしたが… 実際、共に生活をして感じたことは「超ストレス」
ストレスを感じた原因
文化や環境の違いを強く感じたため
覚悟をしていたと言え、実際に1週間エチオピア人と生活を行ってみると…
・常に現地語であるアムハラ語を話す必要性
・宿泊施設の環境
・エチオピア人の食生活
・エチオピア人の文化
以上のなことにストレスを大きく感じていました。
エピソード①:アムハラ語での会話
1週間の出張中「エチオピアの言語であるアムハラ語のみ」での会話が必須。
ただでさえ超マイナー言語であるアムハラ語なので、なかなか上手に使いこなすことは難しく常に頭の中は?や懸命に相手の会話を理解しようと必死の為、それだけでたくさんのエネルギーを消費。
それだけなら全然ストレスにはならないのですが…
と親切心で僕に話をさせようと振ってくるエチオピア人。
元々、おしゃべり好きで、おもてなしの精神の強いエチオピア人。そのため外国人である僕を孤独にさせないようにと親切心から話を振ってきたと理解できるのですが、複数人での会話で聞き手に回るので精一杯(むしろ理解できていない)状態で、話を振られるのは結構シンドイ。
会話をほぼ強制で振ってくるので、懸命に何か話すと…
と正直に伝えてくるエチオピア人。それがグッさと心に刺さる。
エピソード②:宿泊施設(ホテル)の環境
出張中の宿泊施設(ホテル)もエチオピア人と同様の場所。そのためクオリティーは決して良いとは言えない宿泊施設で滞在を行いました。(1泊600円の安宿)
部屋はシングルルームで、部屋にはトイレやシャワーが備わってはいましたがシャワーはお湯は出ず冷水のみ。基本的に気温の高くないエチオピアの気温(20度以下も通常)に対し冷水のみのシャワーは入るのに気合が必要。
エピソード③:エチオピア人の食生活【最大の原因】
☑ エチオピアの主食=インジェラと呼ばれる穀物を発酵させて作る食べ物。
▽エチオピアの主食インジェラについては以下の記事をご覧ください▲
このインジェラすごく癖のある味で、好き嫌いがすごく分かれます。発酵された食品であるため独特の酸っぱさがあり、外国人は食べなれない味であり、正直毎食インジェラを食べるのは結構苦痛。
しかし、エチオピア人と地方へ出張する時点で「3食インジェラは当たりまえ。」と覚悟を決めていたつもりでしたが、その覚悟も無効化するエチオピア人の食生活。
毎食生肉がおかずのインジェラばかりが登場(3日3食)
エチオピアの豆知識
生肉を食べる国エチオピア
エチオピアは世界的にも珍しい「生肉を食べる国」です。基本的には牛肉のみを生で食べる習慣があり、生肉は新鮮な状態でしか食べることのできない食品の為、お祝い事やイベントごとなどで食べられる豪華料理です。
通常のインジェラではなく、お祝い事などで登場する生肉インジェラメニューが毎食登場する事態に僕は衝撃を隠せず…(味は美味しいです。しかし毎食となると…)
という感情しか出てこない。
生肉ばかりが登場した理由
①:出張先がエチオピアで牛肉の美味しいと有名場所
②:ツォムと呼ばれる宗教的な断食が始まる直前であった
※このツォムの期間は一切の動物性の食べ物が食べられなくなる。
以上の理由が重なったことが理由ですが、それにしても極端すぎる食生活。
もともと肉食なエチオピア人。通常の食事の中でも野菜を多く食べる食生活でありませんが、毎食生肉は辛い。また衛生面や栄養面からみても色々と不安にある要素がありすぎて「心の底から美味しく食事をすることはできませんでした。」
※青年海外協力隊では、基本的には生の物や珍味などには手を出さないように説明を受けます。
<決して衛生管理がなされているわけではない肉の保存方法(常温保存)>
想像をはるかに超える(斜め上を行かれる)出来事でしたが、出されたものを食べるしかない状況の為「3食3日間の生肉生活」を行いました。(原始人のような気分でした。)しかし、この食生活はすごく大きなストレスがかかる体験でした。
2:衝撃的な体験=人生のネタ。
エチオピア人との1週間生活を終えての結果 = 「一生やりたくない。」
エチオピア人には凄く申し訳ないのですが、1週間生活を共に行ってみての感想は「もう一生やりたくない。」です。しかし、そう感じる結果になったのもよりエチオピア人のリアルな生活・文化に触れることが出来たからだと思っています。
日本を離れて外国で生活する時点で、ストレスはかかっています。それに加え今回はよりリアルなエチオピア人の生活に触れたことで、僕自身大きなストレスを感じたことは確かです。ただ、今思えば体験出来てよかったと思える思い出となっています。
☑ 電気も水もないホテルに滞在
☑ 生肉ばかり食べる生活
☑ 良く分からない言語だけを使い生活
は絶対に日本で生活していたら体験することなどありません。(どの国行っても基本ないですが…)
そう考えたら「体験できた僕はラッキー」なのかもしれません。海外での滞在時には様々な問題が発生する可能性がすごく高いですが、その時は最悪だと感じていても過ぎてしまえば笑い話(ネタ)として輝きますので、多くの事をプラス思考で過ごしていく事の大切さをこの体験を通して学んだような気がします♬
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YOSHI@