開発途上国と呼ばれる国で2年間生活を行いながら、その国の発展のサポートを行う青年海外協力隊。
そんな青年海外協力隊として、エチオピア・カンボジアの2か国で水泳隊員として活動を行っていた僕の経験・体験談をご紹介♪今回は「短期水泳ボランティアが企画した水泳イベント」についてお話します。
本記事の内容
- 青年海外協力隊、短期ボランティアとは?
- 短期ボランティアが企画の水泳イベントとは?
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大学(びわこ成蹊スポーツ大学)卒業後 ▷ 教員として勤務 ▷ 青年海外協力隊、アイルランドへワーキングホリデーなど計3年半の海外生活を経験した後、地元沖縄にて水泳のインストラクターとして働きながらブログを運営しています。
青年海外協力隊、短期ボランティア
青年海外協力隊の活動は、基本2年間とされています。しかし、派遣の種類・期間もいくつかあり、一般的な2年間の任期の長期ボランティアを始め、任期が1年・半年、最短で1か月などの期限付きのボランティアなども存在しています。
その中で、任期が1カ月から1年未満のボランティアの事を「短期ボランティア」とされています。※詳しくはJICA青年海外協力隊のホームページをご確認ください。
そんな短期ボランティアの水泳隊員の方2名が、僕がカンボジアで活動に派遣されることになり、1か月間というすごく短い期間ではありましたが、共にカンボジアで活動を行わせて頂きました。
1か月間の期間の中で、カンボジアの水泳選手達に「水泳を楽しんでもらいたい」「思い出を残したい」という事から短期ボランティアの方たちが企画した水泳イベントが開催されましたので、今回はその当時のことを詳しくお話していきます!
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1:カンボジア短期水泳ボランティア企画、水泳イベントとは?
短期ボランティアの詳細
☑ 期限:1か月間
☑ 活動場所:カンボジア首都プノンペン(カンボジア水泳連盟本部)
☑ 日本の某大学より2名(男女1名ずつ)大学を卒業する前の休みを利用しボランティアに参加
☑ 主な活動内容:カンボジアの水泳選手・コーチへの水泳指導・新たなアイディアを考えカンボジア水泳連盟の発展への手伝い
以上がカンボジア短期水泳ボランティアの詳細です。
短期ボランティアの方がカンボジアに赴任当時、僕を含め青年海外協力隊の水泳隊員が2人赴任していたことから、既存のカンボジア水泳隊員2名(僕を含む)+ 短期の2人の計4人の水泳ボランティアが滞在。
この状況は凄く珍しく、「この機会を上手く活用しよう」ということで、4人で協力・アイディアを出し合いながら水泳イベントの企画が行われました。
<4人の水泳ボランティア>
2:水泳イベントの具体的な内容
水泳イベントの主な内容
☑ イベントの対象:カンボジアの首都プノンペンの水泳選手
☑ 主な内容:日本の運動会をイメーした、赤・青・黄色の3チームに分かれ、水泳の泳いだ順位やタイムに応じて点数を定め、最終的にその点数の獲得の多いチームが優勝のイベント
以上が水泳イベントの主な内容です。
<赤チーム>
<青チーム>
<黄色チーム>
イベントのシステム自体はすごくシンプルなものなのですが、カンボジアの選手にとっては新鮮なイベントだったようで、すごくワクワク・ウキウキした雰囲気の中イベントが開始。
イベントの開始時には、せっかく日本人が関わり、日本の運動会をイメージしたイベントという事もあり、日本のスポーツイベントでお馴染み円陣にもチャレンジ。円陣という文化がカンボジアには無いため、口頭・ジャスチャーでの説明を行いながらの挑戦。結果的にはテイク3まで行いましたが、赤・青・黄の3チーム全員で大きな円陣を組むことが出来ました。
<円陣の様子>
チーム戦という事もあり、終始「白熱し盛り上がりのあるイベント」となりました。
<イベント中の様子>
参加した水泳選手たちの年齢は大人から子供(小学生)までバラバラでしたが、全員が「水泳を懸命に頑張る姿はもちろん、キラキラとした目でイベントを楽しんでいる様子」が多くみられ、イベントを企画した側も楽しく・企画してよかったと嬉しくなるようなイベントとなりました。
今回のイベントの中で、自己ベストを大幅を更新した選手・イベントへの取り組みが凄く良かった選手に対してMBP賞も用意し、選手たちの頑張りへご褒美も贈りました。
<女子MBP賞>
<男子MBP賞>
<ちびっこMBP賞>
3:水泳イベントを通して得たものとは?
青年海外協力隊、短期ボランティアとしてカンボジアに赴任してくれた、2人の水泳隊員が企画し開催された水泳イベント。
僕ら青年海外協力隊側も、カンボジアの水泳連盟としても初挑戦となったイベントでしたが「大成功」と言える結果でイベントを終えることが出来ました。
「大成功」で終えることが出来たのも、たった1か月の期間の中、懸命にカンボジアの水泳を盛り上げよう・発展させようと行動・考えてくれた短期ボランティアの存在があったからこそです。
僕自身、短期隊員の方たちと一緒に活動をさせてもらい勉強になったことが多くあり、共に活動できたことに感謝です。
また「こんな水泳の楽しみ方もあるのか!」と新たな発見や、僕がカンボジアで拠点としていたコンポンチャムの選手達へのアプローチ・サポートの方法の幅が広がった経験でした。
▲後に僕の拠点(コンポンチャム)でも、水泳イベントを開催しました。ぜひこちらの記事もご覧ください。▽
今回の水泳イベントを企画・開催するにあたり、短期ボランティアの存在はもちろん、カンボジア水泳連盟・JICA事務所・選手やコーチの方々などたくさんの方の協力があってのモノです。
またイベントを通して、カンボジアの良さ、カンボジア人の温かさなども再確認できた時間でもありました。大規模なイベントでは決してありませんでしたが、このイベントの機会が今後のカンボジア水泳界の発展に繋がってくれたらいいなと思うと同時に、今後も「水泳の楽しさを伝えられる活動」を行っていきたいなと思います♪
<お疲れ様でした>
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それでは
YOSHI@