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青年海外協力隊|カンボジアの全国大会に参加した話

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青年海外協力隊の活動に興味がある方はいませんか?

 

発展途上国と呼ばれる国で2年間ボランティア活動を行い、その国の発展の支援を目的とする青年海外協力隊(JICAボランティア)。日本政府が行っている活動(ODA)ということで、一度は耳にしたことがあるという方も多いボランティアの一つかと思います。

そんな青年海外協力隊としてエチオピアとカンボジアで水泳隊員として活動していた筆者。「協力隊の水泳隊員の活動ってどんな感じ?」と疑問を持たれる方も多いかもしれません。

そんな青年海外協力隊としてカンボジアで活動中に「カンボジアのスポーツ全国大会に参加」させていただいた際のお話をします!

 

 

青年海外協力隊(水泳隊員)に興味がある方にとって活動の参考になりますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。

 

 

 

本記事の信頼性

本記事を書いている僕はブログ暦5年。青年海外協力隊への参加をきっかけにブログを始め、現在では約300記事ほど作成しました。僕の経験が誰かのお役に立つことを目標にこのブログを運営しています。

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カンボジアの全国大会に参加

カンボジアのスポーツ全国大会に参加した際のことを詳しくお話していきます!

 

2年に1度開催のNational Games

2016年から開催、2年に1度カンボジア国内最大のスポーツイベント

今回、筆者が参加させていただいた大会はカンボジアで2016年から開催され、2年に1度行われる国内最大級のスポーツイベントであるNational Games(ナショナルゲームス)という大会。

この大会は筆者の専門である競泳はもちろん、サッカーやバレーボールなどからセパタクローやペタングなどメジャー・マイナー競技まで多くの種目が行われ、地域ごとの対抗戦のような形式で各試合が行われます。

 

 

YOSHI@
日本でいう「国体」のような感じの大会です

 

 

筆者が参加をした2018年はまだ第2回大会で歴史の浅い大会ではありますが、カンボジア全土から多くのスポーツ選手が会場となる首都プノンペンに集まり熱戦を繰り広げました。

 

 

盛大な開会式とともに大会がスタート

派手な演出の開会式も行われました

このNational Games(ナショナルゲームス)は国を挙げてのスポーツイベントという事もあり、開会式などの演出もすごく派手に行われました。「オリンピックかな?」と思えるほどの演出に開会式に出席した筆者も驚きを隠せませんでした。

 

 


開会式数時間前から準備が行われ

 

開会式の様子

 

 

YOSHI@
スタジアムを埋め尽くす観客や、盛大な花火演出など「すごい」の一言でした。

 

 

競泳競技は新スタジアムで開催される

大会会場として初使用の新スタジアム

この大会の競泳種目は全4日の日程で行われ、試合会場は当時まだ完成して間もないカンボジアの新しいタジアムで開催されました。(今大会がこのスタジアムを試合会場としての初利用となりました。)

 

 

すごくキレイなスタジアム

 

YOSHI@
筆者の出身である沖縄のプールよりもはるかに施設が充実していて「力を入れてるな」と感心しました。

 

 

コンポンチャム州の選手達も参加

カンボジアで水泳をしていたら誰でも参加可能

このNational Games(ナショナルゲームス)ですが、まだ歴史が浅い上にカンボジアでは競技人口の少ない競泳競技という事もあり、基本的に「水泳をしていれば誰でも参加資格がありました」

そのような背景もり、当時筆者が指導を行っていたコンポンチャム州の水泳選手達11名もこの全国大会に参加が可能でした。

 


大会に参加したコンポンチャム州の選手達

 

YOSHI@
参加の背景はどうあれ、チャンスに変わりはないので「この大会で結果を残すため」に選手達と練習をがんばってきました。

 

 

大会の結果はいかに・・・?

全員自己記録の更新を果たす

今回大会に参加したコンポンチャム州の選手11名全員が自己記録を更新することが出来ました。

その中でも女子選手の2名に関しては、優勝・3位入賞など表彰台に上る結果も残してくれました。残念ながら男子選手に関しては最高順位が4位と表彰台に上がらせてあげることはできませんでしたが、大幅な自己記録の更新を果たした選手も多く、大会に向けて頑張った練習の成果は発揮されたのではと感じています。

 

 

3位を獲得Vathtey (ヴァッタイ)選手

 


優勝・3位に獲得したLen(ラエン)選手(左)


笑顔で入場のHort(ホアット)選手



勢い良く飛び込むDON(ドン)選手(写真左2番目)

集中した表情のPha(パー)選手


スタンドでのリラックス中

 

YOSHI@
大会期間中「どうなることやら」と思うこともありましたが、常に選手達からは笑顔が見られたので「よかったな」と感じています。

 

 

今後の課題も見つかった大会

選手全員が自己記録を更新することが出来た今回の大会。しかし同時に「沢山の課題も改めて見つかった大会」となりました。

 

課題①

試合へ臨む態度(集中力)

僕が選手達と最初に出会った頃よりも、1人1人が真剣に試合に臨むようにはなってきましたが、まだ100点を上げるには遠い状況。試合中に行うW-up(ウォーミングアップ)や試合終了後のクールダウンといったものを適当に行っていたり、サボっていたりすることも多く、僕(コーチ)の声かけなしでは行動できない選手がまだまだ大多数を占めていること。

試合時間ギリギリまでの行動(だらだら動く)やヘラヘラしていたりする姿も多く見られたので、そこが改善出来れば更なる記録向上が狙えるのではないかと思います。




課題②

技術力の向上

今回、全員が自己記録の更新をすることが出来ましたが、それでも「基礎的な技術力のなさ」が多くみられました。

普段の練習時から注意されるようなミスや失敗なども結構あり、改めて他のチームの選手と見比べた時に基礎的な技術が不足しているなと印象を受けました。そのためもう一度、基礎技術力の向上を目指して指導していく必要があります。

 

課題③

チーム力(団結力)

水泳競技は個人競技であるため、ないがしろにされやすいのですがチーム力(団結力)もすごく大事な要素だと僕は考えています。個人で戦うことはもちろん、チームで団結して戦う姿勢も現在のコンポンチャムの選手には必要。

チームメイトの応援などを行ったりとチームに関して関心を持ったり、仲間意識的なものをもう少し構築していくサポートが必要だと感じました。またそれは選手だけではなく、現地人指導者も同じで、まったく選手のサポートを行わなかったので、その辺も改善するべき点だと感じました。

 

 

YOSHI@
改善点があるという事は「伸びしろがある」という事。少しづつ成長していく彼らの様子を見守りながら、サポートを続けていきます。

 

 

満足することなく「向上心」を持ってこれからも...

今回は「カンボジアの全国大会に参加した」お話をさせていただきました。

 

結果的には全員自己記録の更新を果たすこともでき、「なかなか良い結果」となりました。しかし、まだまだ改善点が見えたこともありこれから「さらにがんばっていこう」という思いに繋がった大会でもありました。

初めて彼らに出会ったときと比べると「格段に水泳選手らしく」なってきたのかな?と感じる一方、カンボジアのトップで活躍する選手・チームにはまだ遠いなと感じる部分もあります。

青年海外協力隊として彼らをサポートできる時間には限りがありますが、「できる限りのサポート」を行いながら、少しでもコンポンチャムの選手たちのレベルが上がるようにしていきたいと思います。

 

 

YOSHI@
筆者自身の指導力も高めていく必要も感じた今回の大会でした。



 

コンポンチャムの選手達と水泳ができる時間も限られているからこそ、「大切に、一緒に水泳ができることに感謝」をしていきたいと思います。これからも選手たちが「成長」していけるように向上心を持ちながら指導をしていきます。

 

 

YOSHI@
少しでもこの記事が活動の参考になれば嬉しいです。

 

 

 

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事が『面白かったな』『役に立ったな』と思っていただけたら嬉しいです。

 

それでは
YOSHI@

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YOSHI@

沖縄出身、32歳|現在、水泳インストラクターとして活動中。活動拠点は沖縄県になります。|【旅行】【カフェ】【筋トレ】が趣味。

~ 経歴 ~
びわこ成蹊スポーツ大学 ⇒ 沖縄県で臨時教員 ⇒ 青年海外協力隊 ⇒ アイルランドワーキングホリデー ⇒ 現在

◇ 世界10か国、3か国生活経験あり。
◇ Instagramの運営も頑張ってます。

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