開発途上国と呼ばれる国へ2年間生活を行いながら、その国の発展をサポートする青年海外協力隊。
そんな青年海外協力隊として東アフリカにある国、エチオピアと東南アジアのカンボジアに派遣された僕の「青年海外協力隊の参加を家族へ伝えた際のこと」をお話したいと思います。
本記事の内容
- 青年海外協力隊の参加を「家族に伝えた時」の反応について
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大学(びわこ成蹊スポーツ大学)卒業後 ▷ 教員として勤務 ▷ 青年海外協力隊、アイルランドへワーキングホリデーなど計3年半の海外生活を経験した後、地元沖縄にて水泳のインストラクターとして働きながらブログを運営しています。
発展途上国と呼ばれる国で2年間の生活と支援活動を行う青年海外協力隊。【人の役に立ちたい】【途上国の人たちのために】と強い志を持ち参加を希望される方が多いのですが、海外(途上国)での生活となると、自分自身も判断が1番ではありますが「家族からの理解」も大切な要素となりますので、僕自身の体験談をお話させて頂くことで少しでも参考にしていただけたらと思います!
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Contents
1:青年海外協力隊への参加に家族からの理解は必要?
青年海外協力隊に参加する際に「家族からの理解」は必要なのか?
日本を離れ発展途上国へ2年間の生活を行う青年海外協力隊。途上国という国柄、日本と比べ多くのものの発展が遅れており不便を強いられることも少なくありません。医療状況・治安状況も悪い状況の国も多く存在し、決して100%安全とは言えない生活を行うことになります。
そんな途上国へ自分の家族が2年間生活すると考えた時に「危ないから行かないでほしい」と感じるのは当たり前の感情だと僕は思っています。
また家族を不安にさせたまま途上国で生活を行うよりも、しっかりと「家族からの理解」を得てから生活を行う方が自分自身も思いっきり活動ができるのではないかと感じています。
【途上国に行くのはダメだ】と反対される方もいるかと思います。しかし家族からの理解をもらえずして、途上国で言葉も文化も違う環境下の中で「充実した活動は行えるのか?」と考えた時に、諦めずに時間をかけてでも【家族からの理解を獲得】することが途上国での生活をより豊かにする要素なのかもしれません。
2:【体験談】協力隊参加の決意を伝えた際の”家族の反応”
青年海外協力隊への参加を家族に伝えた際の家族の反応ということで
- 僕の家族との関係性
- 僕の幼少期
- 協力隊の参加を伝えたとき
以上の3つをお話させて頂きます。
①:家族との関係性
僕の家族との関係性
男3人兄弟の長男として生まれた僕ですが、家族との関係性は特に問題のない家族ではないかと個人的には思っています。
<幼いころの写真>
(海外=怖いというイメージがあるようです。)
両親ともに海外旅行経験すら0で、兄弟も海外に対して全く興味のない家庭で育った僕。そのため僕が協力隊へ参加をしたきっかけに家族の影響はほとんどなく、なぜこんな海外に興味のない家族から僕が生まれてきたのか不思議になるほどです。
②:幼い頃から口癖と僕の性格
僕は幼い頃から家族に「海外に行きたい」と家族に言っていたそうです。理由は「わかりませんし覚えていません」がおそらく故郷の沖縄の環境(外国人の文化などに触れる機会が多い?)などが影響していると思います。
実際、初めて海外で生活するようになったのは社会人になってから(25歳)ではありましたが、それまでの間にも「海外で生活がしたいな」と何度も留学を考えたりしました。(結局行きませんでしたが…)
また僕の性格が【1度決めたらやり通す】ちょっと頑固なところがあるようで、そんな頑固な性格も合わさり、【海外で生活がしたい!】という幼少期からの思いを無理矢理でも叶えようとしたのでは?と今では感じています。
③:シンプルに「行ってきます!」と家族に伝える
「青年海外協力隊に合格したので行ってきます」とシンプルに僕は家族に伝えました。
本来なら受験をする段階で家族に相談するべきではありましたが、受験の段階で相談し家族の反対などが起これば「家族との関係性の悪化」などを考えた僕は、密かに協力隊の選考試験を受験をし、合格通知をもらった時点で公表しました。
▲協力隊の選考試験につては以下の記事をご参考ください▽
幸いにも僕の家族は「やりたいことをやりなさい」というような家族であったため、もちろん快くの承諾では決してありませんでしたが、青年海外協力隊の参加を理解してもらうことが出来ました。
発展途上国など”未知の世界”に飛び込もうとすることに「心配したり」「行ってほしくない」という気持ちが芽生えることは家族としては当たり前な感情であることを僕は理解したうえで、「自分のやりたいことを貫く」という強い気持ちを持っていたことが家族の承諾を得ることが出来た大きな理由の1つであると考えています。
2:協力隊から帰国後の家族の反応
家族の了承を半強制的に得た僕の協力隊生活ではありましたが、結果的に家族として「青年海外協力隊への参加を認めてよかった」と感じているようです。
【日本と全く異なる状況の国へ行かせて大丈夫なのか?】と【海外から帰国しての進路はどうするのだろうか?】など色々家族としても不安を感じていたのかもしれません。※実際、家族だけではなくて友達からも「将来どうするの?」と沢山言われました。
色々考え方はあるかと思いますが、2年間協力隊として健康に元気に生活して日本に無事帰国してきた姿を見た僕の家族はそれだけで「協力隊に行かせて良かったな」と感じているようです。
実際に途上国で生活した2年間に僕自身【全くの後悔はなく】【行けてよかった】と感じていることから、僕の家族がそういう感情を抱いているだけで嬉しく思います。そしてなにより「自分のやりたいことを貫き通してよかった」と感じています。
3:理解されないこともあるけど”大切にすることは1つ”
僕の場合、「僕の計画」と「家族の理解も凄くあったため」結構すんなりと協力隊の参加について「家族からの理解」を得ることが出来ました。しかし、人・家庭によっては【家族からの猛反対】を受ける方もいるかもしれません。
※実際、家族からの理解を得られず協力隊を断念される方も多くいると聞きます。
「協力隊になった先に未来があるの?」
「仕事を辞めてまで行く価値があるの?」
以上のような言葉を家族だけではなく、友達などからも言われました。そして自問自答も何度もしました。
海外旅行をはじめ、海外で生活される方の数が増えつつある日本の社会ではありますが、まだまだ青年海外協力隊のような【発展途上国にボランティア】を行う活動に関しての認知度・理解度は低く、「協力隊に行きます=変わった人」というイメージを持つ方も少なくありません。
「変な人」と思われるかもしれない、「日本の社会ではマイナス」になることもあるかもしれません。周りに簡単に理解されない可能性も考えられますが、結局は【自分自身がどうしたいか?】という事がすべてなんだと思います。
正直なところすべての人の理解を得られることは不可能です。だからこそ「やりたいという気持ち」「何があってもやり遂げるという覚悟」を持つことがすごく必要であり、その思いを家族に伝えることが大切なのだと思います。
【最後は家族や周りではなく自分自身】
「自分の人生に覚悟と責任を持つ」という強い気持ちを持つことで、多くの方に想いは伝わると思います。
青年海外協力隊の経験も含め、自分の考え・思いを大事にしながら、「自分の人生をしっかりと歩んでいける」ような決断を僕は常にしていきたいと感じています。また「やらなかったことに対する後悔」をしないためにも、これからも自分の信じた道を進んでいきたいと考えています。
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YOSHI@