開発途上国と呼ばれる国で2年間生活を行いながら、その国の発展のサポートを行う青年海外協力隊。
そんな青年海外協力隊として、エチオピアとカンボジアで水泳指導を行った僕の体験・経験談をご紹介♪
今回は「協力隊の経験を通して、開発途上国で生活する際に必要なコト」についてお話します!
本記事の内容
- 開発途上国で生活する際に必要なこととは?
- 青年海外協力隊=ボランティアだが、「自分のために時間を使う」
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大学(びわこ成蹊スポーツ大学)卒業後 ▷ 教員として勤務 ▷ 青年海外協力隊、アイルランドへワーキングホリデーなど計3年半の海外生活を経験した後、地元沖縄にて水泳のインストラクターとして働きながらブログを運営しています。
青年海外協力隊として、エチオピアとカンボジアで生活していた僕。協力隊の生活を終え日本に帰国後に改めて途上国での生活を振り返りつつ「協力隊として途上国で生活する際に必要・大事なコト」について考えてみました。
あくまで、僕個人として協力隊の経験を振り返りながら要素ではありますが、これから協力隊として開発途上国での生活を控えている方などの参考になればいいなと思いお話します!
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Contents
1:開発途上国で生活する際に必要なコトとは一体?
僕が実際に青年海外協力隊として開発途上国で生活を経験し、「途上国で生活する際に必要だと思うコト」は大きく分けて3つあります!
- 健康面の管理(最重要!)
- 途上国で起きる様々な出来事へのとらえ方(人生のネタ)
- あくまでもボランティアという考え方
〇 健康面の管理(最重要!)
青年海外協力隊だけではなく、すべてのことに当てはまるかと思いますが、健康面の管理はすごく大切なコトと言えます。
☑ 開発途上国での生活は、日本での生活に比べると多くのストレスを感じる。
慣れない土地で暮らすだけでも大変ですが、文化も言語も何もかもが違い、場所によっては電気や水などの生活に欠かせないモノまで完璧な整備が行き届いていないことが多い開発途上国での生活。身体的にも精神的にも健康であり続けることはすごく大切であり、難しいコト。
実際、青年海外協力隊の選考試験でも健康面の審査はすごく厳しくチェックの入る項目と言われています。また、協力隊として途上国に派遣されたものの、健康上の理由により2年の任期を満了できず途中で日本に帰国をしてしまう隊員の方も少なくありません。
僕なりの途上国健康法 その①
たくさん水を飲む
開発途上国での生活中にはいつも以上に意識をして「水分補給(ミネラルウォーター)」を心がけていました。
理由は、水を多く飲んでおくことで体の毒素が排出されたり、脱水症状などの予防として効果があるのでは?と考えたためで、1日最低でも2リットル以上は飲むことを行っていました。
僕なりの途上国健康法 その②
適度な運動を行う
適度な運動=とにかく歩く ことを行っていました。
僕が協力隊として派遣されていた国(エチオピアとカンボジア)は一人で外を出歩いても問題ないのない国であっため、基本的には1日に1時間程度の散歩(ウォーキング)や少し距離のある場所(2~3キロ程度)へ徒歩で行くことなどを心がけていました。
※派遣される国の状況などによって、外での運動などが難しい場所なども存在します。しかし運動法はウォーキング以外にも多くありますので、ご自身の派遣される国の状況に合わせたモノを行えばよいと思います。
僕なりの途上国健康法 その③
食生活への意識
途上国での生活では、栄養バランスが偏りやすいことも少なくありません。(国の食文化によって異なる)
そのため食生活の意識を日々の生活で行っていました。具体的には「基本的には自炊」を心がけるコトであったり「外食でも栄養面を多少考えながら注文をする」など。もちろん栄養面にストイックになりすぎると、それがかえってストレスになる場合もありますので、自分自身の無理ない程度(食べたいものを食べつつ)に行っていました。
僕なりの途上国健康法 その④
無理はせず、休みたいときは休む
疲労を強く感じた場合・自分自身でストレスを強く感じた場合には「無理せず休む」ことも心がけるようにしていました。
日本人的にはある程度の無理をしてでも活動を行ったりしたいところではありますが、途上国の生活で無理をして体を壊してしまっては、日本での生活のように簡単には回復できないこともあります。そのため自己判断ではありますが、できる限り無理をせず休みたいときにはとことん休むことを僕は行っていました。
以上の④つは、僕が途上国で健康を維持するために意識的に行っていたコトです。健康維持方法はほかにもたくさんありますので、紹介させて頂いた4つの方法も参考にしながらご自身にあった健康法を探してください!
〇 途上国で起きる様々な出来事への捉え方(人生のネタ)
開発途上国での生活は、日本の生活とは全く異なります。毎日が刺激的な出来事の数々と言っても過言ではありません。
そんな刺激的な出来事には、良いことはもちろんストレスを感じる出来事や良くない事も含まれます。ジェットコースターのように上がり下がりする毎日に自分自身の心・頭の整理が追い付かず、数日物事を引きずったりすることも多くあります。
☑ 途上国で起きた出来事 = 人生のネタとなる出来事として捉える
途上国生活中に起こった、多くの出来事を1つずつ受け入れたり、整理をしようと思うと自分自身が疲れてしまうと感じた僕は、「すべてを人生のネタとなる出来事」として捉えようと考えました。
具体的な方法としては、「起こった出来事を誰かに話すコト。」良いことでもそうでない出来事でも、誰かに話のネタとして面白・可笑しく話をするようにしていました。
もちろん物事によっては、面白・可笑しく話しをすることが出来ない出来事も起きる可能性は十分にあります。
そんな時は無理して笑い話に変える必要は全くありませんが、誰かに「相談する」という形でもお話することはすごく大事なことであり、新しい気づきや解決の糸口になるかもしれないと僕は思っています。
〇 あくまで”ボランティア”という考え方
青年海外協力隊として開発途上国へ派遣される方のほとんどが、高い志や意識を持っています。それゆえ、実際に途上国へ派遣され、その国の現状を目の当たりすることで「少しでも発展へのサポートをしたい、関わっている人々を助けたい」と強く思ってしまいます。
その想いはすごく素敵なものであり、協力隊員として必要な考え方だと思う一方、その強い思いが空回りをして現地の方との対立の原因となったり、自分自身に無理をさせ、思い悩んだり苦しくなったりする原因にも繋がってしまいます。「何でこんなに頑張っているのに、結果が何も見えなんだ…」と心がネガティブになることもあります。
☑ あくまで”ボランティア”だと考えてみる
派遣された途上国を少しでも変えたい・助けたいという強い思いが、空回りしたり自分の思いが現地の人たちになかなか伝わらず悩み、苦しんだ際には「あくまでボランティアだ」と開き直ることを僕はいつもしていました。
協力隊員は現地での生活費や住居費の支援を頂きながら生活している組織ではありますが、あくまでもボランティアとして参加しているモノ。変えたい・助けたいと強く思ったとしても、現地の方たちが同じように思わなければ意味がありません。
限られた期間の中で結果や成果を出したい気持ちが先走り、悩み・苦しんだ際には「あくまでボランティアだ、できることをやろう」と思うだけで、肩の力が抜け、気持ちがすごく楽になった出来事が何度もありました。
あくまでボランティアだと、肩の力を抜いて行動・考えることで前に進めることもたくさんあったと感じています。
2:青年海外協力隊と言えど「自分の為に使う時間」である!
開発途上国の発展の支援を行うために活動している青年海外協力隊ではありますが、ボランティア活動と言えど「自分のために使う時間」です。
言葉にすれば、協力隊は途上国の方たちに「何かを支援する・助ける」活動を行う組織なのですが、実際に僕自身が青年海外協力隊として途上国で生活した時間の中で、「僕が現地の方たちにしてあげたコトよりも、僕自身が彼らから貰った(学んだ)コトの方が多かった」と感じます。
開発途上国での暮らしは日本では体験できないことが沢山あります。悩むことも、苦しむことももちろんあると思います。
しかし、そんな出来事などもすべてひっくるめて「かけがえのない経験・思い出」となることは間違いありません。だからこそ、限られた2年間という月日を大切に過ごして欲しいなと感じるとともに、自分自身の成長のための時間として使っていただけたらと感じます。
青年海外協力隊はボランティア活動ではありますが、「自分のために費やす時間」であることは確かです。せっかく開発途上国へと飛び出すのであれば、まずは自分自身が楽しい・やってよかったと思える時間作りを目指してください♬
▲青年海外協力隊に関する書籍も発売されています。気になる方はぜひチェック!▽
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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それでは
YOSHI@