青年海外協力隊の話

カンボジア水泳連盟 初 となる水泳合宿に参加した話。

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開発途上国と呼ばれる国で、2年間生活を行いながらその国の発展をサポートをする青年海外協力隊

そんな青年海外協力隊として、エチオピアとカンボジアの2か国で活動していた僕の経験をお話します。今回はカンボジアでの活動中に行われた「カンボジア水泳連盟 初となる水泳合宿」に参加した際のお話をご紹介♪

 

 

本記事の内容

  • カンボジア水泳連盟 初となる水泳合宿について
  • 合宿に対する選手たちの反応とは??

 

 

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大学(びわこ成蹊スポーツ大学)卒業後 ▷ 教員として勤務 ▷ 青年海外協力隊、アイルランドへワーキングホリデーなど計3年半の海外生活を経験した後、地元沖縄にて水泳のインストラクターとして働きながらブログを運営しています。

 

 

僕がカンボジアで水泳隊員として活動中に、開催されたカンボジア初となる水泳合宿。元々は、僕がカンボジアへ赴任前から水泳隊員としてカンボジアで活動を行っていた隊員さんの提案により行われることになったものでした。そこで、今回は合宿が行わる経緯や実際に合宿に参加しての感想などを中心にお話します!

 

 

 

 

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カンボジア水泳連盟として初となる水泳合宿とは??

合宿が開催された経緯

2015年からカンボジアの首都、プノンペンで活動を行っていた水泳隊員の方が、赴任当初から水泳連盟に強く要望をした事で開催されることが決定した合宿。
しかし、2015年当時の水泳連盟は予算の問題等の理由から要望に応じてくれず、何度もアプローチを続けた末にようやく初開催が行われた。


※合宿開催までに約3年の月日が経過してしたため、この水泳合宿を提案し続けてきた協力隊員さんはすでに任期を終え、結果的にその方の合宿の参加は叶いませんでした。

 

 

 

【合宿の詳細】:カンボジアナショナルチームと呼ばれる国の代表選手たちとユース世代の代表選手が対象の合宿

カンボジアの国の代表+ユース世代を対象とした水泳合宿でしたが、合宿開催地が僕が活動の拠点であったKampong Cham(コンポンチャム)のプールであったため、僕が指導を行っていた選手たちも参加が許可され、総勢30名ほどの選手たちで3泊4日の期間で行われました。

 

 


<Kampong Chamのプールの地図>

 

 


<合宿開始時の様子>

 

 

今回の合宿を開催するにあたり、僕自身は開催までの経緯に一切関与しておらず、「たまたまタイミングよく居合わせた状態」でした。

しかし、カンボジア水泳連盟として初となる水泳合宿に参加できたことは、すごく嬉しいことでありいい機会に恵まれたなと感じています。合宿が開催されるまで提案・計画をしてくれていた水泳隊員さんに感謝です。

 

 

2:合宿の様子をご紹介♪

合宿の内容

合宿では午前・午後の2回の水中練習をガッツリ陸上(補強)トレーニングを行いました。

水中練習では1日のトータル距離が1万メートルを超える泳ぎこみ練習がメインとなり、陸上(補強)トレーニングはカンボジアの南国の炎天下の中、選手はもちろんコーチも大量の汗をかきながら頑張りました。

 

 


<水中練習の様子>

 

<陸上トレーニングの様子>

 

 

水泳合宿という事もあり、1日の練習終了後には必ずミーティング+水泳に関する勉強会なども行いながら、選手たち同士の交流やコミュニケーションを図る時間も多く設けました。

多くの選手が普段から共に練習をしていましたが、衣食住のすべてを共にする機会はなかなかないため、今回の合宿で選手同士の絆がより強固なものになったのでは?と感じます。

 

 

<ペアストレッチについての勉強会>

<ミーティングの様子>

<食事の様子>

 

 

YOSHI@
初開催としては上出来な合宿となったと思います。

 

 

 

3:合宿に対する選手たちの反応は??

カンボジアの水泳連盟として初となる今回の水泳合宿でしたが、選手達の反応として「すごく楽しそうにしている」印象が強く感じることが出来ました。

みんなと衣食住を共にする経験・水泳の練習がメインとなる生活をこれまで送ったことのない選手がほとんどなため、少し修学旅行の様な気分で参加している選手もいましたが、笑顔が沢山みられたことに選手・コーチ共に満足できるものとなりました。

 

 

通常の練習の時よりも、距離も内容も濃く、厳しいものが多かった+カンボジアの強い日差しが照る中で、選手達1人1人が集中力を切らすことなく頑張って取り組んでいたと思います。日本の合宿でもそうですが、合宿開始時と終了時では選手の肌の色が真っ黒に日焼けをしていてすごく合宿らしさを感じました。

 

 

 

この合宿を通して水泳選手としての自信がついたのではないかと感じます。

 

 

 

【番外編】コンポンチャムの選手たちの反応

今回合宿に、開催地という理由だけで練習の参加が許可されたコンポンチャムの選手達(僕の指導していた選手達)は、カンボジアのナショナルチームとの合同練習という事で、いつも以上に消極的になっていた印象がありました。

元々、苦しいことキツイことが嫌いな選手達。普段の練習で「手を抜くことが当たり前」「努力することを嫌がる」選手が多いコンポンチャムの選手達は、カンボジアのナショナルチームの練習に対する意識の違い・差を大きく感じたようで正直「一緒に練習するのが嫌」であったような雰囲気を感じました。

 

 

YOSHI@
個人的には、自分たちの意識の低さなどを感じてもらういい機会となったと思い、この合宿に彼らを参加させることが出来てすごく嬉しかったです。

 

 

-合宿後のエピソード-
合宿が終わって最初の練習(コンポンチャムの選手だけになった)の際、いつもだったら練習メニューを説明すると嫌そうな顔をすることが多いのですが、安堵感の表情や「これだけでいいの?」(合宿前の普段より少し多めのメニューでしたが)と質問を僕に投げかけ、「合宿はしんどかった。」と言葉を漏らしていました。

 

 

 

4:これからカンボジアの水泳界が強くなったていくために…

元々、青年海外協力隊の水泳隊員の方が提案・企画を水泳連盟にアプローチをかけたことで開催されることになった水泳合宿。今回の初開催の結果から水泳連盟としても「これから先も継続的な開催を行いたい」と感じて頂いたようでした。

 

水泳連盟の反応の良さも必要ですが、それ以上に参加した選手たちが「水泳に真剣に向き合いながら、チームカンボジアとして楽しく、頑張る姿」が多くみられたことがこの合宿の最大の結果であったと感じます。

そしてこの結果は、選手たちのモチベーションアップに大きく繋がったと思います。

 

 

まだまだカンボジアは開発途上国の1つであり、水泳の競技力も他国と比べると大きく後れ取っているカンボジアの水泳ではありますが、選手1人1人の意識が少しづつ変わり始めたことにより大きく動き始めていることは確かです。

 

 

 

他国にはない「カンボジアらしさ」もしっかりと残したまま、チームカンボジアとして団結して競技力向上に努めていける活動が行っていけたらいいな。とカンボジアの水泳に関わっていたからこそ感じますし、日本に帰国した現在でも、彼らのことを応援しサポートしていきたいなと考えています。

 

 

 

 

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それでは
YOSHI@

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YOSHI@

沖縄出身、31歳|現在、水泳インストラクターとして活動中。活動拠点は沖縄県になります。|【旅行】【カフェ】【筋トレ】が趣味。

~ 経歴 ~
びわこ成蹊スポーツ大学 ⇒ 沖縄県で臨時教員 ⇒ 青年海外協力隊 ⇒ アイルランドワーキングホリデー ⇒ 現在

◇ 世界10か国、3か国生活経験あり。
◇ Instagramの運営も頑張ってます。

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